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感想:「霜」


」(著:金田千鶴)



 老婆の晩年、老いてから後妻に入った家で本心から心を許せる相手もないままに痴ほう症を患い老衰で死ぬ話。
 何故か毎年寒くなるたびに読み返しているが、貧困や身体的苦痛ではなく孤独に因る死の苦しみを酷く現実的に突き付けてくる本作は、他人と一切の関わりを断とうという気を折る良薬として最適であると思う。
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